オルグ学　岡崎

・ダイレクト出版の説明
こちらの書籍は、戦前の日本共産党の極秘マニュアル『非合法活動の技術に就いて』を、岡崎先生の手によって全て現代語訳し、解説までつけたものとなっております。 100年前の日本共産党員の幹部が実際に使用していた非合法の技術「オルグ学」の情報が、なるべく原文を崩さないような形で、一切の脚色なく掲載されています。 正直なところ、実際に使われていた「非合法マニュアル」を提供してもいいのか...と非常に迷いました。 しかし、「史料の現物があれば、あなたに、より価値の高い知的体験を感じてもらえるはず...」と思い、 今回は特別に提供することに決定いたしました。 絶対に他では手に入ることのない代物となっておりますので、その価値は相当なものになると思われます。 当然、非合法マニュアルですので、悪用しようと思えばできてしまうかもしれません。 ですが、絶対に悪用はしないよう、お願いいたします

・読後の感想
日本共産党がこの本を徹底的に隠したのはとても納得できます。特高警察の苛烈な弾圧の中で、なぜ戦前の日本共産党が10年以上も強固な組織を保ち、労働運動の中心に居続けることがてきたのか、この非合法図書を読むことで理解できました。暴力による共産主義革命を本気で目指していた勢力が書いた本でありながら、組織を拡大するオルグの各技術はとても具体的で、現代でも十分に活かせそうだと感じます。例えば、本書の中で示されている、監視がある中での組織の連絡術や、思想宣伝のためのオルガナイザーの技術などは、隠密に多数派工作をするときの絶好の術になると思います。「このようにして日本共産党は隠然たる勢力を保っていたのか」と膝を打ちながら、知的ワクワク感とともに読むことができました。 戦前に書かれた本ですが、漢字も仮名遣いも現代に合わせて編集されてあるので、とても読みやすく、読んでいて意味のわからないところは特にありませんでした。手軽に非合法図書の趣を感じ取れると思います

商品の情報